多額の負債を相続放棄したケース
状況
被相続人が事業を営んでおり、負債が1,300万円ほど残っていました。
法定相続人は第一順位で配偶者と子供2名の計3名であり、3名とも相続放棄を希望されていました。
また、第一順位の法定相続人3名が相続放棄をした場合、相続権が第三順位の法定相続人である兄弟姉妹・甥姪計15名に移るため、そちらの15名の相続放棄も併せてして欲しいとのことでした。
当センターからの提案&お手伝い
幸いにも相談者は多くの兄弟・甥姪と連絡を取ることが可能であったため、連絡がつく方には相談者から連絡を入れてもらい事情を説明いただきました。
その他の方には戸籍等収集後にこちらからコンタクトを取り、事情説明書を作成の上送付してみることを提案しました。
また必要書類は弊所ですべて取得し、家庭裁判所への提出書類も弊所で作成することを提案しました。
結果
兄弟姉妹・甥姪の中には、海外在住の方および被保佐人も含まれており、弊所にて海外在住の方と連絡を取り国際郵便にて書類を取り付けました。
また被保佐人に関しては、保佐人として別の司法書士が就任していることが分かったので、事情を説明させていただき協力を得られました。
全員の相続放棄の意思を確認した後、弊所にて家庭裁判所へ提出する18名分の必要書類を取得し、相続放棄申述書等の書類を作成したのち郵送にて全員分取り付けし家庭裁判所へ提出しました。
本件に関しては、まず第一順位の法定相続人である配偶者及び子供2名の相続放棄が受理されてから、第三順位の法定相続人である兄弟姉妹・甥姪計15名の相続放棄申述を行いました。1か月半程度で無事18名全員の相続放棄が受理されました。
今回の事例のように、多額の負債が残り財産がほとんどない場合でも、相続人が複数にわたる(第一順位だけでなく第三順位まで含む)ケースがあります。
そのような際には、相続放棄の手続を漏れなくスムーズに進めるため、遺産状況を正確に把握し、海外在住者や被保佐人が含まれている場合でも必要書類を適切に整えて手続きを行うことが重要です。
当センターでは、相続の専門家がご相談を承っておりますので、是非一度無料相談をご活用くださいませ。
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